前走落鉄馬に注意!2018 安田記念
このレース、アエロリットの取捨が鍵でした。5月13日のヴィクトリアマイルカップでアエロリットは二番人気で四着に負けています。負けた理由は落鉄とのこと。「落鉄」と聞いて、「アエロリットはヤラズ」と直感しました。そうであれば、アエロリット、安田記念は目一杯の勝負になるはずです。
落鉄と聞くと2017年のジャパンカップのキタサンブラックを思い出します。天皇賞秋を勝った後、ジャパンカップ、有馬記念というしんどいレースをすべて一番人気で走らなければならなかったキタサンですが、ジャパンカップはすでに一回勝っているので、ジャパンカップはテキトーに走って、どうしても勝たなければならない有馬記念に集中したかったはずです。そんなキタサン陣営にとって落鉄というのは勝負をしないための絶好の理由だったはずです。
アエロリットも同様。勝負レースは安田記念でした。ヴィクトリアマイルは賞金だけ稼いで負ければよかったのです。負ければ人気も下がるので安田記念は走りやすくなります。少し穿っていますが、復帰戦で2着は確保したい武豊騎手に気を遣ったという見方もあるでしょう。
では、異常枠を探します。サトノアレ「ス」とダッシングブレイ「ズ」と末尾にスの字のある馬が並ぶ1枠と2枠。さらに2枠はアエロリッ「ト」とペルシアンナイ「ト」がくっついています。モズアスコットとリアルスティールはともに矢作厩舎。これも「火の接近」です。藤岡健一調教師と西浦勝一調教師の並びも気になります。そして、リスグラシュ「ー」とサングレーザ「ー」の並び。この中に当たり馬券がありそうですが、目くらましも混在しているようです。
やはりアエロリットの2枠が強調されています。アエロリットに◎を打ってもよいでしょう。では残りは?
リスグラシューは、ヴィクトリアマイルで2着をもらっているのでお腹いっぱいでしょう。
G1ヘッドラインに注目します:「最強と最速の真価は府中のマイルでこそ発揮される。」
間に句読点のないヴァージョンで、こういう場合、最後の「る」がキーワードになることが多いです。リアルスティー「ル」とレーヌミノ「ル」がいます。レーヌミノルは力が足りないので、来るとしたら横のペルシアンナイトでしょう。リアルスティールはいかにも!ですが、調子が疑問。隣にいる好調馬、同厩舎のモズアスコットかもしれません。
結果
1着 モズアスコット
2着 アエロリット
3着 スワーヴリチャード
スワーヴリチャードのヒントは見つけられませんでした。トップホースに恥をかかせるわけにはいかない。3着は外さないから黙って買えということかもしれません。
ちなみに、昨年の安田記念ヘッドラインは「最速と最強、信念の進化。」でした。「最速」と「最強」で「最」の字をシェアし、「信念」と「進化」でシンの音をシェアしています。こういう場合は、シェアされている文字を持つ馬か、同じ音をシェアする馬が来る可能性が大きいと見ています。昨年の安田記念の1着は、「信(シン)念の進(シン)化」のシンを持つサトノアラ「ジン」でした。
同じコンセプトのサインをめったに繰り返さないJRA。今年の安田記念ではリアルスティールもレーヌミノルも不要だったのです。
その代わり、安田記念の前日の鳴尾記念でしっかりやっていました。
2着「トリ」オンフ
3着「トリ」コロールブルー。
実は昨年の鳴尾記念でもやっていました。
1着「ス」テイインシアトル
2着「ス」マートレイアー
多分、来年はこのパターンはないでしょう。
余談ですが、ヘッドラインで同じ音を使って同じ冠名の馬が二頭来ることを露骨に教えていた凄まじい事例が2015年のダービーでした。
2015年、ダービーG1ヘッドライン:「すべて「の」夢「の」頂点、こ「の」日こ「の」時が永遠の輝きに変わる。」
1着 ドゥラメンテ
2着 サト「ノ」ラーゼン
3着 サト「ノ」クラウン