サイン馬券 2021 宝塚記念予備エントリー:『名馬の肖像』の予告力

JRAの競馬コラム『名馬の肖像』は、通常G1レースの前の日にそのG1レースの歴代の勝馬から選ばれた馬を紹介しています。どういう基準で選んでいるのか不明ですが、翌日のG1レースに馬券になる馬の予告として機能しているようです--ようするにサインを発しているというわけです。その予告力を今年前半、フェブラリーステークスから安田記念までの期間で振り返ってみます。

3着内率82%

下の表は、同コラムで取り上げられた馬が当該G1を勝った時の1~3着馬と同コラムが発表された翌日のG1レースの1~3着馬を表したもの。

f:id:wakujun:20210624124710p:plain

なんと11レース中9レース、同コラムで取り上げた馬が当該G1で1着になった時の枠が翌日のレースで3着内に入っています。オークスとダービーに至ってはまんま1着枠。統計的検定をするまでもなく、偶然というには高すぎる確率で同コラム1着枠が翌日の3着までに現れているということになります。

「例外」となった高松宮記念では、1着枠が来なかった代わりに同コラム2着 and 3着枠が馬券になっています。ただし、ヴィクトリアマイルだけは同コラム1着枠は馬券になっていません。6枠の対角枠の3枠が1着!という説もあるかもしれませんが、対角とか逆とか言っているとキリがないように思うので、とりあえずこの説は採用しないこととします。

さて、圧倒的な予告力をもった『名馬の肖像』ですが、果たして宝塚記念はどの馬が選ばれこれまで通りのサインとして機能するのでしょうか?