サイン馬券 2022 宝塚記念: サイン馬券の新機軸

今年前半、お笑いの粗品が予想を外しまくって話題になった。粗品の予想を外せば馬券が取れるのだから逆神として崇められるのも当然だろう。宝塚記念もエフフォーリアを本命にして同馬の凡走を見事に「予想」した。

注目されているのは粗品だけではない。おがわじゅりさん、細江純子さん、ジャンポケ斉藤他、何人もの有名人が「逆神」として注目されている。

私は、この現象は作られたものだと思っている。つまりJRAがインサイダー情報を有名人達に流しているということだ。情報は何も「この馬が走る」というものには限らない。「この1番人気は歩きます」というのも重要な情報であり、あえてその馬を予想するのもまた芸能人の「芸のうち」なのだ。粗品をはじめとした「逆神」達の予想はサイン馬券の新機軸の可能性が高い。

■ 逆神=粗品は何故、自身の芸名にちなむレースだけ当てられたのか?

逆神と言われる粗品だが、当てたレースもある。金鯱賞安田記念だ。両レースの名前を聞いて何か思いつかないだろうか?

金の鯱というと豪華な印象があるが、実は、お土産物の定番である。まさに「粗品」の定番なのだ。

(↓こんな感じ)

そして安田記念。「安」の字がついたレースなら粗品にピッタリではないか!安田記念、大的中である。しかし宝塚記念は大外しした。

普段は逆神として君臨しながら、自身の芸名とピッタリのレースでは馬券を的中させ、話題を振りまく。特別な情報無しに、こんな芸当ができるだろうか。

宝塚記念だから、おがわ”じゅり”=Jewelryさん

楽しい馬のイラストで有名なイラストレーターのおがわじゅりさんも、「彼女が買わないと決めた馬が来る」と言われ注目されてきた。そんなおがわさんだが、安田記念は見事に的中した。

安田記念を的中させた逆神がもう一人いる。細江純子さんだ。

(6/3 Yahoo!ニュースより)

かくして粗品・おがわさん・細江さんの三逆神が一致してソングラインの勝利を予想した。大変なことである。

そして、宝塚記念。おがわさんは見事にヒシイグアスの激走を予想した。

■ 有名人のG1予想は価値あるサイン

著名人にインサイダー情報を与え競馬を盛り上げる。JRAの広告代理店が考えそうなことだ。折角広告代理店が仕組んでくれているのだ。活用しない手はない。

G1は難しい。平場なら一発で的中馬券のガイドなるようなサインが、ほとんど全ての馬に発せられている。サイン読みのノウハウが機能しづらいのだ。「ここぞと思えばまたあちら」というような変幻自在のセッティングの中から真のサインを読み取るような難問に挑むより、インサイダー情報を持った著名人の予想に乗っかる方がズーッと楽だ。だから、これからも芸能人予想からは目が離せない。