サイン馬券 2021 夏競馬の傑作サイン三点

1. 函館記念:横山和牛

 7月14日、JRAFacebookに「サマーキャンペーン2021」と題して真っ青な空を背景に「クルマが当たる!神戸牛&松阪牛も当たる!」という記事がアップされました。その週のメインレースは函館記念

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見事、青の4枠トーセンスーリヤが1着になりました。横山和牛でキャンペーンに当選すりゃ、そりゃ嬉しいですよね。

バカバカしいけれど面白くて切れのよい読みと自画自賛しました。トーセンスーリヤは別の線でも読めましたが、私はこの読みが好きです。 

2. アイビスサマーダッシュ:バカが揉めちょった

例のバカラクィーンの激走。しっかりサインが出されていました。 

枠順を見ると

1枠1番バカラクィーン

1枠2番モメチョッタ  

「無理」じゃなかったのです!バカラクィーンで良かったのです。

7月23日が東京オリンピックの開会式。森元首相の問題発言や、佐々木宏氏の女性差別問題、さらには直前になって小山田圭吾氏や林賢太郎氏が不祥事で辞任することになると揉めに揉めたオリンピックが始まりました。25日(日曜)のレースには間違いなくオリンピックのサインが出ると読んだ人は多いでしょう。でも、まさかモメチョッタがサインになるとは!最高に面白いですが、この読みでバカラクィーンを狙うというのはなかなか出来ません。私も複勝を取るのが精一杯でした。

何故バカラが1枠かというのは謎ですが、内枠絶対不利が言われていたアイビスサマーダッシュの1枠にこういう穴馬を忍び込ませてジンクス破りをするというJRAのご愛嬌?もしかしたらオリンピック前のどさくさを「バカが揉めちょった」と笑い飛ばしたかったのかも知れません。 

3. テレビ西日本北九州記念:ヨカヨカボンボン

前日の佐世保ステークスの8枠にボンボンショコラという馬が入り凡走しました。そして翌日の北九州記念。8枠にヨカヨカが入っています。フランス語でBonbonはボンボンキャンディーのことですが、bonは良いという意味。Bonが2つ並んでヨカヨカです。そして、ヨカヨカの横にはボンボヤージ(良い旅を)。8枠の先は1枠に帰ります。1枠1番にボンセルヴィーソ(良い仕事を)と「ボン(=良い)」攻めです。 

ストレートにヨカヨカで良かったということです。

4. バカバカしさに神は宿る。

競馬のサイン読みは自分が楽しめる方法が1番です。競馬の歴史を紐解いて壮大なるサイン物語を語るのもよし、複雑な出目論をぶち上げるもよし。それらを繋いでJRAのスタッフの誰一人として思いつかないようなストーリーを創作するのもよし。ヨカヨカです。それで前の日に焼酎で一杯やって楽しめれば、馬券なんか買わなくともヨカヨカです。

自分を振り返ると、枠順から大きなストーリーを作り上げて悦に浸ったときは全然ダメ。人がバカバカしいと思うような読みが出来たときはズバリです。バカバカしさをバカにしてはいけません。神はバカバカしさの中に宿るのです。