トリコロールカラーが結ぶスプリンターズステークスと凱旋門賞の縁

白い帽子の1枠1番スノードラゴンの名前の由来はユリ科の常緑植物。雪のような白い可愛い花を咲かせます。枠と馬名の色合わせは、先のオールカマーの3枠ルージュバックセントライト記念のクロ(黒)ニクルとか、ここのところ目立つサインです。では、ストレートにスノードラゴンを狙うべきでしょうか?かつてはGIを勝ったこともある快速馬ももう9歳。GIで3着までに入る力はないかもしれません。1枠で来るとしたら横のレッツゴードンキの方でしょう。このレースのGIヘッドライン「超速を見逃すな、この煌めきに瞬きは許されない」も「煌めき」「瞬き」とキの字を強調しているのも好材料です。

他にもサインらしきものがあります。JRAスプリンターズステークス のCMでは、土屋太鳳がタオダンシングという馬名のバリエーションをしきりにラインで送っていました。というわけで、「ダンス」ディレクター の8枠と 「ライン」ミーティア の3枠は匂います。また、前日に行われたシリウスステークスは大荒れでしたが、このレースの8枠の 15番トップディーヴォ(横山典)と16番タイニーダンサー(浜中)は、スプリンターズステークス の8枠15番シュウジ横山典)、16番ダンスディレクター(浜中)と騎手が同じな上に、16番はご丁寧にダンスまでかぶっています。かなりサインっぽいです。

そのラインミーティアの3枠も面白い枠です。流星という意味のミーティアとワンスインナムーンが並ぶ天体枠です。ヘッドラインも流星や天体を示唆しているように思えます。3枠の両馬はどちらもこの夏の上がり馬で、どちらを選ぶべきか迷います。

問題は一番人気のレッドファルクスで取捨が難しい。JRAデータ分析は勝ち馬の条件として「2走前に1400m以上で勝利」をあげていますが、これに該当するのはレッドファルクスだけです。一方、「前走GIはダメ」という項目があり、レッドファルクスは引っかかってしまいます。次に騎手を見ますと、デムーロ騎手は最終レースに騎乗がありません。メインレース一番人気に乗る騎手が最終レースに出ないというのはかなりのマイナス要素です。勝てる見込みなら最終レースは堂々と出てくるというのが高本理論です。

レース結果はレッドファルクスが一着。4枠-1枠-3枠で決まり、8枠はお呼びではありませんでした。三着までの馬の帽子の色に注目です。青・白・赤。なんとトリコロールカラーではないですか!この日の夜は凱旋門賞です。実はすごく簡単な馬券だったのです。

スプリンターズステークス凱旋門賞は同じ日に行われます。昨年から凱旋門賞の馬券を日本で購入できるようになりましたので、JRA凱旋門賞のプロモートに躍起です。ちなみに、昨年はマカヒキのお姉さんのウリウリがマカヒキと同じゼッケン14をつけて出走してマカヒキと同じ14着というむごい結果でした。

9歳馬スノードラゴンは今年も5着と好走し、元気なところを見せてくれました。真っ白な美しい馬体に愛らしい顔の、素敵なサラブレッドです。

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