サイン馬券2023: クリスマスイブの有馬記念は聖書で読み解く
鉄板の武豊=ドゥデュース
有馬記念!なんと面白い枠順。
馬に蹴られて休んでいた=武豊には復帰へのご祝儀があるだろう。有馬記念の勝利こそレジェンド=武豊にはふさわしい。ドゥデュース(変換が面倒くさいので以下ドジュース)が絶好の枠番に入った時点で武豊の勝利は約束されたようなものだった。「有馬記念の枠順は抽選で決まったのでは?」。冗談ではない。「厳正な抽選」であんな枠順が出来るわけない。試しに16枚のカードに馬名を書いて自分でくじ引き作っで並べてみれば良い。
これだけでドジュースの単勝に帯を突っ込んで勝負すれば良かったのかもしれないが、そんなギャンブラーみたいなことは出来ない。3着までの予想をあてて三連複でお小遣いを稼ごう。そう思いつつJRAからのメッセージをレビューした。
いろいろ教えてくれているJRAの媒体
- ヘッドライン:グランプリに託す、譲れぬ想いと聖なる夢。
- JRAフェイスブック:2012年に復活劇を演じたトウカイテイオー(3枠4番)と2005年にディープインパクトを破ったハーツクライ(5枠10番)を「奇跡」という言葉でくくり特集。
ヘッドラインに注目
普段は無意味な語句の羅列の益体もないヘッドラインだが、今回は違った。
- ヘッドラインの「聖なる夢」からまず思い出すのは聖書。キリスト生誕の直前にヨセフは夢に現れた主の使いにマリアが神の子を宿していることを告げられる(マタイ福音書1章18節~25節)。
- ベツレヘムの星(クリスマスの星)は東方の三賢者にキリスト誕生を教える。
- ルメール騎手の名前Christopheは「キリストを運ぶ・担うもの」という意味で、キリスト教の精神を担うことの高貴さを表す名称。
- 「聖なる」から「クリスマスイブに開催される有馬記念」がキーワードに浮かび上がる。クリスマスイブに有馬記念を勝った馬というとテイエムオペラオー(2000年)、キタサンブラック2017、ディープインパクト2006。うち2頭武豊騎手が騎乗している。
ルメール騎手のスターズオンアースと武豊騎手のドジュースが浮かび上がった。フェイスブックからトウカイテイオーの3枠と4番、そしてハーツクライの10番。「名馬の肖像」から4枠と4番。4番 タイトルホルダー、5番 ドジュース、10番ジャスティンパレス、そして16番スターズオンアースの四頭の戦いか?
ジャスティンパレスはいらない!?
前日の中山メインレース(11R)は有馬記念と同じ16頭立てのグレイトフルステークスだ。有馬1番人気のジャスティンパレスと同じ5枠10番が一着。2着がタイトルホルダーと同じ2枠4番で馬名にジャスティンパレスと同じパレスを持ったキングズパレス。ところでこのレースの行われた12月23日は明仁上皇様の90歳のお誕生日である。16頭立ての正90番は?10番である。見事なお誕生日祝いの年齢馬券だ。このレースの10番のギラギラの勝利を見て「有馬記念の1番人気10番は馬券にならない」と見抜くことが出来れば、あなたも一人前のサイン馬券師である・・・と高本公夫氏なら仰っていただろう。(私はそんな風には言えません。令和になってからこういうケースでも馬券になることがあるからです。)
一方、2枠4番のタイトルホルダーには消しのサインは無かったが、グレイトフルSの裏の阪神メインで2枠4番が1着になっていることから引退レースを勝利で飾るまでは無理だと思えた。
スターズオンアースは切れない!?
問題はスターズオンアースである。イクイノックスが去った時点では現役最強馬であるが、有馬の鬼門8枠に入ってしまった。競馬に関する記事やSNSを見ると「有馬記念の8枠はNG!」の大合唱である。スターズオンアースはダメなのか?唯一あるとすればルメール騎手が逃げか番手取りに出たときだけだ。
まぐれ当たりである。まさかと思ったが実際にこの通りになった。惜しくも2着だったのでドンペリではなくMOETの小瓶を空けた。
結果
1着ドジュース
2着スターズオンアース
3着タイトルホルダー
JRAが発する数多の目眩ましガセサインと世間様の「8枠はダメ」の大合唱を無視してルメール騎手とスターズオンアースを信頼することが出来るかが全てだった。そういえば有馬記念当日の阪神4R で8枠16番が出走取消。スターズオンアース推しの強いサインが出ていた。もう一つ。トウカイテイオーの2着に入ったビワハヤヒデは8枠だった。JRAはちゃんと「8枠は来るよ」と教えていたのだ。
身も蓋もない話
こんなに資料集めて面倒くさいサイン読みなんかしなくても、下のように簡単に答えが見つかります。ただ、この発想で馬券が取れるかどうかは知りませんが。
藤井聡太サイン
- 8冠だから8枠
- タイトル総取りだからタイトルホルダー
- 21歳だから正21番=5番
大谷翔平サイン
- ・ホームラン44本打ったから逆44番=5番
- ・29歳だから逆29番=4番
武豊サイン
- ・54歳だから枠を拡げてワイドで4番-5番
最後に
タスティエーラを切れたのは粗品さんのおかげです。粗品さん、ありがとう。
サイン馬券2023: ジャパンカップダートと愛子様22歳の御誕生日
1. 22歳を祝う!
敬宮 愛子内親王は12月1日で22歳になった。12月3日のジャパンカップダートでは当然、愛子様のお誕生日祝いのサインが出されていた。
・「アイコ」ンテーラーと同枠のレモンポップが優勝
・正22番=7番が2着
・1着の馬番15と2着の7を足すと22
・1着乃至3着の人気1+12+9=22
2着の7番ウィルソンテソーロはまさかの激走だった。裏ゾロの9番に入っていたのがクラウンプライド(王冠の矜持)。クラウンプライドの父親の名前はリーチザクラウン(戴冠)。洒落た演出である。レースが終わり、後からしみじみ「そうだったのか」と思わせられる味わい深い仕掛けである。
2.ズルムケカルタとフェイスブック
他にもサインがあった。私がズルムケカルタと呼んでいる『ハナムケくんのG1名馬カルタ』(JRAサイト参照)を見てみよう。チャンピオンズカップのカルタとして外国産馬のクロフネを取り上げている。
唯一のマル外の1番人気レモンポップを示唆しているのだろうが、そんなことは教えてもらわなくてもわかる。
面白いのはズルムケくんのこの発言。
「メロンパンなのにメロンがはいっていない」。「メロンではなくレモンだ」とでも言いたいのかもしれないが、それよりもっと面白い読みがある。メロンのメはルメールのメ。「メロンが入っていない」は「ルメールではない方」、つまり4枠7番ウィルソンテソーロを示唆していたと私は読んだ。
これには、伏線がある。JRAのフェイスブックに11月29日付で「競走馬の名前ルールの変遷」という掲載された。
「名前ルール」を意味通り捉えて、1番と2番のメイメイ=命名や名前=名称=メイショウ。そしてオースミ「イーグル」のアナロジーからメイショウ「ハリオ」と読むのが普通だが、これはまったくの囮サインだった。
ルメールからメを抜くとルール。これが重要だった。「メロンが入っていない」+「ル(目)ール」から「ルメールの目はない。ルメールじゃない方」と読めたら・・・それでもウィルソンテソーロを買えただろうか?しかしウィルソンくんは、盛岡で川田を背に2000mを2:01.8で走破して、2着に4馬身差の圧勝をしているので、買えない馬券ではなかった・・はずだが。
3着のドゥラエレーデについては目立ったサインは見つからなかった。地味なサインなら、クロフネと同じ芝・ダートの二刀流で、同じようなキャリアで同じように外国人騎手を乗せていたジオグリフと共にテーオーケインズを挟んでいた辺りだろう(ルメールの隣=ルメールの代用でもある)。この馬の複勝をおさえていたのでオケラは免れた。
サイン馬券2023: 日米同盟とAJC杯
AJCCの枠順から目星をつける
【AJCC】
2番から5番までの「ッ」という促音の入った馬名の馬が並んでいます。この中に穴馬が潜んでいそうだと目星をつけました。
セットレース:初富士SとAJCC
前日の中山メインレースの初富士ステークスと頭数が同じで枠順が似ていることです。
【初富士ステークス】
どちらも1番に石川裕紀人騎手、3番に三浦皇成騎手が入っています。戸崎騎手は初富士の4番、AJCCの11番と裏ゾロに入っています。二つのレースをセットで考えろというメッセージと受け取りました。日本を象徴する富士が使われた初富士ステークスとアメリカタイトルのAJCC。どんなストーリーが潜んでいるのでしょうか?
テーマは日米首脳会談
「アメリカンジョッキークラブ杯」ですので、間違いなくアメリカがらみのサインが出るでしょう。この週の1月13日にはバイデン-岸田会談がありました。最初に考えるべきは年齢サイン。バイデン大統領80歳: 14頭立ての正(逆)80=5(10)。岸田首相65歳: 正(逆)65=9(6)。5番、6番、9番、10番が要注意です。
普通に考えれば、初富士ステークスで岸田首相の年齢サイン、AJCCでバイデン大統領の年齢サインとなるはずですが、そう簡単ではありませんでした。
1着:4枠5番 ルドヴィクス
2着:4枠6番 スルーセブンシーズ
3着:6枠9番 パラレルヴィジョン
6と9は人気でしたが、5は単勝27.4倍の人気薄。馬連5-6は7,090円つきました。
初富士ステークスではバイデン-岸田の両方の年齢サインが示す馬番のうち3つが馬券になりました。では、AJCCは残る10番でしょうか?10番には1番人気のガイアフォースがいます。強そうです。これで決まりでしょう。相手はバイデン年齢サインから5番。いかにもアメリカ的な金髪のバビット!岸田の年齢サインの6番・9番は前日に使われましたのでないでしょう。JRAは同じ事を二度やらないと高本センセも言っていました。
しかし、あまりに簡単すぎませんか?そんなにうまくいくでしょうか?「ガイアフォースは大したことない」という声も聞こえていました。もう少し裏付けが欲しいです。
JRAフェイスブックのメジロブライトが意味するもの
JRAのフェイスブックはAJCCについての記事でメジロブライトを取り上げています。
1998年のAJCCを3枠3番で勝っています。2着がマイネルブリッジ。何を教えようとしているのでしょうか?
今年のAJCCにノースブリッジがいます。3枠4番で穴人気になっています。
2023年 AJCC レース結果
1着 3枠4番 ノースブリッジ
2着 6枠9番 エヒト
3着 4枠6番 ユーバーレーベン
1番人気のガイアフォースと2番人気のエピファニーが歩いて高配当の馬券になりました。エヒトは1番人気の枠に潜むステルス馬でした。そして、3着には金髪のバビットの枠で、ウィンマリリンの代理のユーバーレーベンが入りました。
初富士ステークスにバイデン大統領の年齢サインが使われ、アメリカンジョッキークラブ杯でバイデン大統領の代わりに岸田首相の年齢サインが使われる。今の日米関係を彷彿させる面白い仕掛けでした。
サイン馬券2022 年齢の正・逆番を駆使した慶・弔馬券
弔事
今年の夏から秋はビッグな人達が何人も亡くなりました。JRAはその都度、享年の正逆番を激走させ故人を偲びました。(以下、メインの11Rのみに絞って分析しています。)
安倍晋三さん(2022/年7月8日没 享年67歳。国葬2022年9月27日)
注:オールカマー(中山)2番勝利、神戸新聞杯(中京)7番勝利。併せて27=国葬の日付)
エリザベス女王(2022年9月8日 享年96歳。女王在位70年間)
- 9/9 紫苑 S(12頭) 正96番=8枠12番 スタニングローズ(1着)
- 9/10 セントウル S(13頭) 正96番&正70番=4枠5番 メイケイエール(1着)
- 9/19 セントライト記念(13頭) 逆96番=6枠9番 ガイアフォース(1着)
ジャン・リュック・ゴダールさん(2022年9月13日没 享年91歳)
- 9/18 中山11R ローズステークス(14頭) 逆91番=5枠8番 アートハウス(1着)
アントニオ猪木さん(2022年10月1日没 享年79歳)
- 10/2 中山11R スプリンターズ S(16頭) 逆79番=1枠2番ジャンダルム(1着)
注:(1着~3着の馬番を足すと2+7+6=15=正79番)
森中蕃さん(2022年10月17日没 享年87歳)
森中さんの訃報は菊花賞が終わるまで公表されませんでした。「インサイダー情報」と言っても良いでしょう。菊花賞が終わり、訃報が発表された週に、あらためてスワンステークスで菊花賞と同じ逆87番のサインが出されました。JRAは菊花賞で逆87番を使うべきではなかったと思うのは私だけでしょうか?
誕生日
JRAはVIPの誕生日もお祝いします。
プーチン(10月7日生 70歳)
- 10/8 中山11R サウジアラビアロイヤルカップ(9頭) 正70番=7枠7番ドルチェモア(1着)
小室眞子さん(10月23日生 31歳)
プーチンの誕生日は凶事と言うべきですが、それはともかく、JRAはプーチンにピッタリの油っこいタイトルのレースで年齢と誕生日の両方を使いお祝いしました。それにしてもJRAのなんという親露派ぶり。下はプーチンがウクライナ侵略を開始した2月24日直後の2月26日の阪神11R仁川Sの着順です。
ここでロシアの三色旗のトリコロールカラーを使いますか?1着グレートタイム、2着アルドーレ(情熱)、3着ヒロイックテイル(英雄譚)。何やってんだか。
サイン馬券 2022 宝塚記念: サイン馬券の新機軸
今年前半、お笑いの粗品が予想を外しまくって話題になった。粗品の予想を外せば馬券が取れるのだから逆神として崇められるのも当然だろう。宝塚記念もエフフォーリアを本命にして同馬の凡走を見事に「予想」した。
注目されているのは粗品だけではない。おがわじゅりさん、細江純子さん、ジャンポケ斉藤他、何人もの有名人が「逆神」として注目されている。
私は、この現象は作られたものだと思っている。つまりJRAがインサイダー情報を有名人達に流しているということだ。情報は何も「この馬が走る」というものには限らない。「この1番人気は歩きます」というのも重要な情報であり、あえてその馬を予想するのもまた芸能人の「芸のうち」なのだ。粗品をはじめとした「逆神」達の予想はサイン馬券の新機軸の可能性が高い。
■ 逆神=粗品は何故、自身の芸名にちなむレースだけ当てられたのか?
逆神と言われる粗品だが、当てたレースもある。金鯱賞と安田記念だ。両レースの名前を聞いて何か思いつかないだろうか?
金の鯱というと豪華な印象があるが、実は、お土産物の定番である。まさに「粗品」の定番なのだ。
(↓こんな感じ)
そして安田記念。「安」の字がついたレースなら粗品にピッタリではないか!安田記念、大的中である。しかし宝塚記念は大外しした。
普段は逆神として君臨しながら、自身の芸名とピッタリのレースでは馬券を的中させ、話題を振りまく。特別な情報無しに、こんな芸当ができるだろうか。
■ 宝塚記念だから、おがわ”じゅり”=Jewelryさん
楽しい馬のイラストで有名なイラストレーターのおがわじゅりさんも、「彼女が買わないと決めた馬が来る」と言われ注目されてきた。そんなおがわさんだが、安田記念は見事に的中した。
(6/3 Yahoo!ニュースより)
かくして粗品・おがわさん・細江さんの三逆神が一致してソングラインの勝利を予想した。大変なことである。
そして、宝塚記念。おがわさんは見事にヒシイグアスの激走を予想した。
■ 有名人のG1予想は価値あるサイン
著名人にインサイダー情報を与え競馬を盛り上げる。JRAの広告代理店が考えそうなことだ。折角広告代理店が仕組んでくれているのだ。活用しない手はない。
G1は難しい。平場なら一発で的中馬券のガイドなるようなサインが、ほとんど全ての馬に発せられている。サイン読みのノウハウが機能しづらいのだ。「ここぞと思えばまたあちら」というような変幻自在のセッティングの中から真のサインを読み取るような難問に挑むより、インサイダー情報を持った著名人の予想に乗っかる方がズーッと楽だ。だから、これからも芸能人予想からは目が離せない。
サイン馬券2022 テンポイント記念日経新春杯: 海部元首相とワグネリアンを偲ぶ会
海部元首相とワグネリアンを偲ぶ会 愛知杯
話は一日前の愛知杯から始まります。
故海部氏って愛知県出身なんだね。1931年1月2日生まれ。ところでカサブランカはお悔やみに使われる花なんですね。
— 枠順の謎を解く (@JraPuzzle) 2022年1月14日
・愛知杯は海部首相のお悔やみレース 1枠・2枠
・日経新春杯は内村航平の引退祝 4枠
なんて、うまい具合に行くといいんだが。(幸い3枠は死に目らしいので。)
1着: 1枠1番 ルビーカサブランカ(金子真人ホールディングス(株))
2着: 2枠4番 マリアエレーナ(金子真人ホールディングス(株))
3着: 6枠12番 デゼル
追悼馬券ではおなじみの白・黒の決着。1着・2着とも若くして急逝したワグネリアンの馬主、金子真人ホールディングス(株)の馬でした。
テンポイント記念 日経新春杯
翌16日の日経新春杯。
流れ星は誰かの死を暗示するとも言われます。1枠1番にモズナガレボシが入り、1枠2番にはお悔やみに使われる白いカーネーションを暗示するクラヴェル(スペイン語でカーネーションの意味)。そして黒の2枠に1番人気のステラヴェローチェ。前日の愛知杯と同じようなコンセプトの枠順です。
ところで、1月14日、JRAの フェイスブックは日経新春杯を1枠1番で勝ったステイゴールドを記事にしていました。
https://www.facebook.com/jra/posts/4824692340921220
日経新春杯の1枠1番といえば、もう一頭、忘れてはならないスターホースがいます。このゼッケンをつけて、日経新春杯のターフを最後に天国に旅立ったテンポイントです。大変美しい馬で「流星の貴公子」というなんとも優雅なニックネームで愛されていました。その1枠1番にモズナガレボシ。まさに「テンポイントを思い出せ」というメッセージです。昨年の有馬記念直前の『名馬の肖像』が唐突にグリーングラスを取り上げたので、もしかすると年明けの日経新春杯はテンポイントがサインになるのではと思っていました。
愛知杯がワグネリアンの追悼馬券というのはよくわかる。海部さんとの合同葬だったんでしょう。一つ疑問なのは、3着が勝負服の黄色と青にちなんだ色ではなく緑だったのかということ。これから使うのかな?5枠はヨーホーレイク。10番はテンポイントの10。5枠も要注意・・要注意がどんどん増えていくww
— 枠順の謎を解く (@JraPuzzle) 2022年1月15日
結果は5枠10番ヨーホーレイクが1着でした。またも金子真人ホールディングス(株)の馬が勝利しました。ワグネリアン追悼は愛知杯で十分だろうと思ったら大間違い。ディープインパクトの馬主さんは超大物ですので急逝したダービー馬のために二日間の競馬を支配しました。ちなみにワグネリアンの誕生日は2015年2月10日でした。
一方、わざわざ金メダルを暗示するアフリカンゴールドまで揃えて内村航平サインを発していた4枠は、別開催の京成杯にフライライクバードしていました。
4枠=内村航平枠の根拠は下の写真です。
東京オリンピックで内村航平だけが青い服を着ていました。また、横のアフリカンゴールドのゼッケン7が内村選手のメダル数と同じという発見をしていた人もいました。)
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日経新春杯の1枠1番にモズナガレボシが入り、2枠2番にクラヴェルが入った枠順を見て、即テンポイントを思い出し、10ポイント→5枠10番と閃き、ヨーホーレイクから相手ステラヴェローチェの馬単を買えば大儲けという簡単な馬券でした。競馬って楽しいですね。
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P.S. 1978年の日経新春杯の映像です。涙なしには見れません。
サイン馬券 2021 有馬記念:枠順抽選会の謎
有馬記念の枠順が抽選で決まっているとは思えない状況証拠
JRAは有馬記念の枠順の抽選会を実施しています。しかし、私にはどうしても抽選で決まっているとは思えません。枠順発表前にあたかも枠順が決まっているかのようなサインが出ているように見えるからです。以下が状況証拠です。
- 有馬記念を前後したG1で5枠が5回連続で連帯。五輪の年だから?(しかも有馬記念の前週の朝日杯フューチュリティステークスは1着から3着まで有馬記念と同じ枠で決まっています)。
- クロノジェネシスのお母さん=クロノロジストは、現役最後のレース(有馬記念と同じ16頭立て)で、1番人気、4枠7番で3着。その時の1着は5枠10番。
- 国家斉唱をした自衛隊の鶫真衣さんの誕生日は1987年の10月5日(有馬記念の馬単は10-5)
- NHKのテレビドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』で武豊は3枠で桜花賞を勝利。3枠は2着ディープボンドの枠番。(ちなみに緑川調教師がフェブラリーステークスを勝った時の馬はシーギリア。CとFの間はD=ディープボンドですね。また、有馬記念の前日にJRAのフェイスブックにアップされたのは3枠で有馬記念を勝ったオルフェーヴルという強烈なサインもありましたが、こちらは枠順確定後でも出せるサインです。)
- 2着のディープボンドの両隣の馬の父はどちらもスティ「ゴールド」産駒。今年の漢字は金。
- 5枠9番から13番の馬名頭文字をつなげると「スエアシア(カイ)」。赤い3枠のディープボンドのサインでしょう。
等々。他にもいろんな方がいろんな読みをしていますが、ともかく、こんな枠順が抽選で出来るとは考えにくい。
枠順抽選はインチキか?
サインだなんだと言ってもしょせん状況証拠的なものに過ぎません。それだけでは「疑わしい」で終わりです。「抽選会がインチキだという証拠を示せ」と言われれば、「無理です」と答えるしかありません。
抽選会がインチキだとしたら何らかのトリックがあるはずですが、私は手品には疎いので分かりません。
抽選会に参加する芸能人が「グル」なのかと問われても答えにつまります。もしも芸能人や関係者がグルだとしたら、JRAはどうやって彼らに秘密厳守させているのでしょうか?インチキ枠順抽選は一種の「陰謀」です。言うまでもなく陰謀には情報漏洩のリスクが伴います。歴史学者の呉座勇一氏は、「陰謀実行の最大の障害は、秘密裏に遂行しなければならないため、参加者を限定せざるを得ない」と論じています(『陰謀の日本中世史』、角川新書、p255)。芸能人や関係者が何人も参加する抽選会でインチキをやれば、必ずリークされるはずです。たとえJRAが参加者達に「口外したら馬に蹴らせて命を取るぞ」と言って脅かしても秘密漏洩を防ぐのは難しいでしょう。
さらに謎なのが、もしも抽選会がインチキだとして、JRAはそのインチキからどんな利益を得るのかという疑問の答えがないことです。陰謀を実行する者が大した得をしない陰謀はあり得ません。つまり動機がハッキリしないのです。
有馬記念の枠順はいい加減なものだと思えば良いだけ
枠順抽選陰謀論はあまり分が良くないようですが、それでも私にはあの枠順が抽選で決まったとは思えないのです。とはいえ、こんな話、白か黒かの問題として考えるべきではないでしょう。全部が全部インチキというわけではなく、一部がインチキかも知れませんし、まったくインチキ無しに抽選している年もあるかもしれません。別に犯人を捕まえる必要も無いので、今後は有馬記念の枠順はテキトーにアテにすればいいでしょう。
ところで、クロノジェネシスが背負っていた4枠7番。ジャパンカップで2着に健闘したオーソリティの馬番でもありますが、2022年前半では要注意の枠番と見ています。